生地ロールの両端をカットした際に出る幅の狭い生地を有効活用することで生まれた「453 DOUBLE CUFF MANDOLIN POCKET SHIRT」。その幅の狭い生地を脇下に位置する袖口から裾に利用。前身頃、後身頃と繋ぐことで一枚のシャツに仕立てています。そのため、袖口はダブルカフ、裾の前後にはスリットが入ったデザインに。また、一枚の生地をジグザグに折り返すことでサイドポケットも形成。マンドリンカッター (野菜スライサー) を彷彿とさせる見た目から「マンドリンポケット」と名付けられました。素材はコットンツイル。テンダーのインラインではコットンキャンバス地が採用されていますが、こちらは特別にコットンツイル素材で製作。厚みがありながらもしなやかな着心地に仕上がっています。カラーはログウッドダイ。南米や西インド諸島に自生する木で、粉砕した芯材から採れる赤い抽出液に鉄や銅などで媒染することで、紺や紫、黒に色が変化。こちらは紫がかったダークグレーに染め上がっています。こだわりの詰まったディテール、表情豊かな生地と色合いはテンダーならではの一着。
TENDER Co.
イギリスの蒸気機関車が走っていた時代の機械や作業着をルーツとし、洋服の中に自然をとりいれていく事をコンセプトとしたコレクションを製作。デザイナー のWilliam氏の経歴も異色で、サヴィルロウでテイラードの経験や、岡山でのデニムの勉強も現地に滞在し、現在はイギリスのセントマーチンズでデニム の講師を務めてます。
Made in England